日本アジアグループ傘下のザクティ(大阪市、渡邉和伸社長)は、自社開発の強力な揺れ補正機能「エクスタビライザ」を搭載した胸部装着型業務用ウェアラブルカメラ「CX-WE300」を開発、ザクティエンジニアリングサービス(堂村龍明社長)が21日から販売を開始する。付属のクリップで制服や安全ベストの胸ポケットに簡単に装着でき、現場での作業者の動きに合わせた鮮明で安定した映像の撮影が可能となる。
このカメラは、2019年11月から発売開始した、“驚くほどブレない”ことで注目されているヘッドタイプの業務用ウェアラブルカメラ(CX-WE100)に続くシリーズ2機種目となる。警備・保安などの現場業務の邪魔にならないボディー装着型で防水防塵IP65にも適合。レンズカバーに撮影の起動操作機能を持たせることで開閉によって撮影の開始・停止が可能になり、周囲のプライバシーを保護しながら必要な時のみ撮影できる。
USB2.0対応のパソコンやタブレット、スマートフォンなどのデバイスに接続することでリアルタイムに映像を配信・記録でき、遠隔業務の効率化や災害現場での正確な状況把握、経過観測、検証作業にも役立てられる。オープン価格。4日までパシフィコ横浜で開催されている「国際画像機器展2020」のザクティブースではエクスタビライザ機能を体感できる。