【夷隅支部20社が作業】千葉建協が鳥インフルエンザ対応 正月返上で埋却作業に当たる | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【夷隅支部20社が作業】千葉建協が鳥インフルエンザ対応 正月返上で埋却作業に当たる

 千葉県建設業協会(畔蒜毅会長)の夷隅支部の20社は、2020年12月下旬にいすみ市内の養鶏場で鳥インフルエンザが発生したことを受け、正月返上で埋却処分の作業に当たっている。県農林水産部によると、2日に殺処分を終えた約114万羽は焼却と埋却の各処分を並行して進めており、建協が実施する埋却の対象羽数や作業終了時期は未定としている。

埋却のための掘削作業


 いすみ市内の養鶏場では20年12月23日、鶏舎6棟のうち1棟内で通常でない羽数(220羽)の死亡鶏が発見され、24日に県は家畜伝染病予防法に基づく疑似患畜(患畜となる恐れがある家畜)と確定。20年内は陸上自衛隊の協力を得つつ、2日に114万0320羽(速報値)の殺処分を終えた。

 一方で県は12月27日、防疫協定に基づき千葉県建設業協会本部に、県南部家畜保健衛生所が協会夷隅支部に殺処分した家きんの埋却を要請。夷隅支部の会員企業20社は1日から重機を使って埋却地の掘削と家きんの埋却の作業を始めた。

 高病原性鳥インフルエンザは20年11月以降、香川、福岡、兵庫、宮崎、奈良、広島、大分、和歌山、岡山、滋賀、高知の西日本各県で発生が確認されている。

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