【鳶-1グランプリ】優勝はスタック(横浜市)! 5社6チームが職人技を発揮 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

公式ブログ

【鳶-1グランプリ】優勝はスタック(横浜市)! 5社6チームが職人技を発揮

 平尾化建が大会スポンサーを務める「平尾杯争奪鳶-1グランプリin春日部」が4月30日、埼玉県春日部市で開かれた。とび職人の技術や安全、社会的地位の向上を目的に企画し、今回で4回目を迎えた。5社6チームが参加し、先行足場の組み立て技術、安全性、スピードを競い合った。スタック(横浜市)が優勝し、ことしの栄冠に輝いた。
 開会式で大会委員長の平尾栄助専務は「とび職人の減少が大きな課題になっているが、業界側から一般社会に情報発信することが大切。この大会をそうした機会にしたい」と意義を語った。審査委員長を横浜IT企画の寺園暁氏が務め、副審査委員長は日本建築仕上学会・女性ネットワークの会に所属する森嶋順子氏(トーヨー科建)が担当し、女性目線で競技を評価した。
 参加したのは、▽スタック▽アップステップ▽アートビルダー▽信和▽平尾化建(神奈川営業所)▽同(SPS工事部)--の6チーム。3人1チームとなり、総2階建て下屋なし、片流れ屋根(2面は狭小)、2面メッシュシート張りの課題に挑んた。
 競技は午前9時から始まり、1時間の休憩を挟んで午後2時まで行った。選手は資材をトラックから降ろしてから足場や手すりを取り付けていき、足場が立ち上がってからは息のあったチームワークでの作業を披露した。家族や同僚が見守る中、瞬く間に足場を組み上げていく職人技が存分に発揮され、大会は大いに盛り上がった。
 優勝したスタックの小畑玄晃さんは「普段の現場と異なり多くの人が見ているため、とても緊張した。事前に練習も行い、日ごろの力を発揮できたと思う。自己採点も100点」と胸を張った。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら