【遠隔臨場を効率化】MR施工支援ソフト「GyroEye2021.1」&「XRoss野帳」順次発売開始 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【遠隔臨場を効率化】MR施工支援ソフト「GyroEye2021.1」&「XRoss野帳」順次発売開始

 インフォマティクス(川崎市、齊藤大地代表取締役)は、Microsoft HoloLens2などの器具とMR(複合現実)を通して遠隔で施工を支援するソフト「GyroEye(ジャイロアイ)2021.1」と、遠隔臨場・変状調査MRソフト「XRoss(クロス)野帳」を20日から順次発売を始めた。

 ジャイロアイでは、Microsoft HoloLens2やiOS端末越しに仮想データを現実世界に投影できる。今回のバージョンでは、資料をAR(拡張現実)で手軽に確認できる添付ファイル機能、MRデータを直感的に配置できるダイレクト調整機能、読み込むデータを素早く選択できるQRコード参照、リモートツールのウェブブラウザー化、トータルステーション連携アルゴリズム改良などを加えた。

 クロス野帳は、Microsoft HoloLens2とウェブブラウザーを連携させたソフトとなっている。遠隔臨場で映像と図面上の場所をシンクロさせたり、デジタルメジャーなどのツールを使って計測した結果を帳票へ直に反映させる機能で、現場と事務所双方の負担を軽減する。国土交通省の官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)において実証し、遠隔臨場の成果を上げたことを受けて製品化された。

 ジャイロアイの出荷時期は、20日から保守契約ユーザーに順次通知している。クロス野帳の出荷開始予定日は5月19日。価格はセットパッケージ105万円(税別)。



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