【世界初】ICT・IoT技術で完全無人搭乗橋実装へ 成田国際空港で自動運転機能の実運用開始 | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【世界初】ICT・IoT技術で完全無人搭乗橋実装へ 成田国際空港で自動運転機能の実運用開始

 三菱重工交通・建設エンジニアリング(横浜市、磯田厚志社長)は、ICT・IoT技術を使った世界初の完全無人運転型旅客搭乗橋の実装に向け、成田国際空港(NAA)と共同開発契約を結んだ。初弾として同空港第2旅客ターミナルの67番搭乗口で自動運転機能の実運用を始めた。

 ターミナルビルと航空機を接続する旅客搭乗橋は、飛行機が到着すると搭乗橋の操作員が航空機のドアの位置を見ながら操縦して接続している。

 新システムは、搭乗橋に設置したカメラの映像を解析し、自動で航空機のドアの位置を認識して接続位置に移動する。操作員は操作レバーを前に倒すだけで、自動で搭乗橋の移動から飛行機への装着直前までが実行される。既に広島空港(広島県三原市)で5基の納入が決まっており、各空港への納入も目指す。

 今後、タブレットなどの操作パネルによる遠隔操作や、2基以上の旅客搭乗橋を機体に同時装着するなど自動運転機能を向上する技術を順次開発する。

 将来的には人の手を介さずに装着可能な完全無人自動運転旅客搭乗橋の実現を目指す。



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