【"わっか"が囲む】千葉県鋸南町の都市交流施設周辺設計 周辺環境との調和を図る提案とは | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【”わっか”が囲む】千葉県鋸南町の都市交流施設周辺設計 周辺環境との調和を図る提案とは

 千葉県鋸南町は4月30日、鋸南町都市交流施設周辺整備設計業務委託を公募型プロポーザルで特定した遠藤克彦建築研究所・アトリエコJVと4997万円(税込み)で契約した。事前公表の契約限度額は5000万円(同)だった。同JVは、敷地中央に「みまもり広場」を設け、その周囲を屋根付きの歩道「わっか」で囲うことで各種機能をつなぐなどの提案を示している。

敷地全体を囲む鋸南の「わっか」


 業務内容は町都市交流施設・道の駅保田小学校に隣接する旧町立鋸南幼稚園(保田755、木造平屋建て805㎡)を同交流施設と連携したキッズ、集客、商業の各スペースに改修するとともにバス停留所・待合所を増築するための基本・実施設計。
 委託期限は2022年3月25日。

 同JVが提案したわっかの屋根は、改修する幼稚園と軒ラインをそろえ、さらに敷地北側の浦山の稜線と調和させる内容となっている。

 概算工事費は6億6000万円(税込み)。22年度の施工、23年度オープンを見込む。
 都市交流施設・道の駅保田小学校は、設計をN・A・S・A設計共同体(NASCA、設計組織ADH、architectureWORKSHOP、空間研究所)が担当し、東海建設が施工した。



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