【コロナ禍での住み替え需要に訴求】YKKAPのリノベーション実証モデル「鎌倉 常磐の家」 | 建設通信新聞Digital

5月8日 水曜日

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【コロナ禍での住み替え需要に訴求】YKKAPのリノベーション実証モデル「鎌倉 常磐の家」

 YKKAPは、既存住宅活用のため、開口部を中心としたリノベーションで中古戸建住宅の断熱や耐震性能向上リノベーションを実証するプロジェクトの一環として、プレイス・コーポレーション(横浜市、浜田伸社長)と共働し、モデル物件「鎌倉 常磐の家」を完成させた。同プロジェクトの実証では全国で16件目となる。都市部から郊外へ住み替えを検討する層への訴求を狙う。

 同物件は神奈川県鎌倉市に建つ築46年の戸建住宅で、木造在来軸組工法の2階建て延べ床面積136㎡。性能向上のため、高性能樹脂窓「APW 330」と開口部耐震商品「FRAMEII」を採用した。断熱性能のUA(外皮平均熱貫流率)値は、改修前2.90から改修後0.39と約7倍に向上し、HEAT20G2相当となった。耐震性能の上部構造評点は、改修前0.30から改修後1.61となり、耐震等級3相当の強度まで引き上げた。

 同物件はコンセプトモデルとして、主に事業者向けに一定期間公開する。

 長谷高広YKKAP神奈川支社長は、18日の会見で「以前からストック住宅活用のため当社ではこのプロジェクトに取り組んできた。コロナ禍で都市部から郊外へ住み替えを検討する層が増えていて、この層にもリノベーションされた住宅が有効にアピールできる」と意義を述べた。



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