【維持管理を効率化】梓設計 本社オフィスのデジタルツインコンセプトプロダクトを開発 | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【維持管理を効率化】梓設計 本社オフィスのデジタルツインコンセプトプロダクトを開発

 梓設計は、米国のシンメトリー・ディメンションズ社との協働により、東京都大田区にある梓設計本社オフィス「Haneda Sky Campus(HSC)」のデジタルツインコンセプトプロダクトを開発した。シンメトリー社のデジタルツイン技術とマイクロソフト社の複合現実スマートグラス「HoloLens2」を活用し、オフィスにおける施設維持管理業務の効率化を実現する。

コンセプト動画の1コマ


 HSCのBIMをベースにオフィスに使われている壁や床などの建材、空調や照明といった設備機器の製品情報のほか、データ化された図面や保証書を統合し、必要な情報へ瞬時にアクセスできる仕組みを構築した。コンセプト動画は梓設計のホームページで紹介している。

 デジタルツイン技術とHoloLens2の機能を組み合わせることで、施設の維持管理者による現場確認と書類などを管理する作業デスクとの往復を減らし、業務効率を高める。

 今後は、FM業務をサポートする機能開発を強化するとともに、HSC内のIoT(モノのインターネット)センサーなどから取得したオフィスの環境情報、従業員の位置情報やバイタルデータとの連携も視野に、プロダクト開発を進めていく。



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