東京都大田区は、DBO(設計・建設・運営)と同区初となるPark-PFI(公募設置管理制度)を併用して整備する「羽田空港跡地第1ゾーン都市計画公園」の整備・運営事業者にかたばみ(東京都港区、高野博信社長)を代表者とする「羽田みらいパークマネジメント」を選定した。
構成員はNTTアーバンバリューサポート、鹿島建物総合管理、現代建築研究所、東京ソイルリサーチ、ランドスケープデザイン。2025年度中に基本・詳細設計に着手する。25年度予算案には「HANEDA GLOBAL WINGSのまちづくり~羽田空港跡地第1ゾーン都市計画公園整備・運営~」に係る費用として1億3789万2000円を計上した。総事業費は約24億円を見込む。
選定事業者の提案資料によると、公園コンセプトは「HANEDA えん” Park~いにしえと今、そして未来を“えん”でつなぐ~」とした。都市計画公園内には、民間施設のほかに複合機能管理棟やスポーツフィールド、大屋根、遊び場などを整備する。
整備に当たり、区は22年4月策定の「羽田空港跡地第1ゾーン都市計画公園コンセプトブック」に示した、▽気軽にスポーツができる環境づくり▽人々の交流機会創出▽歴史や文化の発信▽災害への備え▽羽田イノベーションシティーなどとの連携–の五つの方向性を示していた。羽田空港跡地第1ゾーン都市計画公園の面積は約3.3ha。26年度中の工事着手、28年度4月の供用開始を目指している。
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