【仮囲いにカラクリ装置】東急建設が製作 東京都市大学の新棟現場 | 建設通信新聞Digital

4月16日 火曜日

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【仮囲いにカラクリ装置】東急建設が製作 東京都市大学の新棟現場

 東京都市大学は、東京都世田谷区の世田谷キャンパスに建設中の新棟建設現場の仮囲いに、施工を担当する東急建設が建設業の魅力を伝えるために2018年に製作した「カラクリ装置」を設置、公開した。

世田谷キャンパスに設置


 同装置は「部門交流若手社員特命プロジェクト」により、電気や機械を使ったオリジナル装置を得意とするTASKO(タスコ)とのコラボレーションで製作された。将来の担い手確保への取り組みとして、建設業の魅力を伝えるため、これまで東京都渋谷区、岩手県久慈市の建設現場に設置されてきた。 

 構成する部材には、単管など建設資材を利用し、建設工事の様子を表現。上部には単管でできたデジタル表示の時計、下部には建設重機を模したボーリング単管やクレーン単管、単管ビル群が常時動作し、毎時ちょうどにダイナミックな時報動作が展開する。

 両者は、東急グループに属する大学、建設会社として、06年に産学連携に関する包括契約を締結(17年改正)し、事業ニーズと研究シーズのマッチングによる共同研究を推進している。

 設置場所は、近隣の区立小学校の通学路にもあたり、近隣住民が建設業の魅力を知る契機となることを期待している。また、今後は「カラクリ装置」を、同大の取り組みを題材としたSDGs(持続可能な開発目標)バージョンに刷新することを検討するほか、近隣の小中学生を対象とした科学体験教室の開催などを通じたSDGs教育にも注力していくことを予定している。


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