【東急建設】仮囲いに「カラクリ装置」で魅力PR! 部門交流若手社員特命プロジェクトが社外へ拡大 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【東急建設】仮囲いに「カラクリ装置」で魅力PR! 部門交流若手社員特命プロジェクトが社外へ拡大

 東急建設の若手社員による「部門交流若手社員特命プロジェクト」が4年目を迎えた。2015年に設立された同プロジェクトは当初、社内コミュニケーションの活性化を目的としていたが、2年目からはその対象を社外にも拡大。17年はダンスユニットとのコラボレーション動画を公開したほか、6月からは同社施工の現場の仮囲いに時計や建設現場を表現したカラクリ装置を設置した。若手社員ならではの柔軟な発想と行動力による独創的な取り組みで、建設業の理解促進と魅力発信に貢献している。

単管で時計とミニチュアの現場を表現

 同プロジェクトは16年3月期から3カ年の前中期経営計画の基本方針に掲げた「現場力の強化」への取り組みの一環として設置された。15年はミーティングなど社内コミュニケーションの改善に注力し、その効果を確認したため、16年からは社外PRも視野に活動を進めた。
 16年は公募により現場技術員や地方支店の社員も含めた21人が同プロジェクトに参加した。オフサイトミーティングやポータルサイト、コーポレートサイトなど活性化を目指すテーマごとにチームを組んだ。
 このうち、コーポレートサイト活用の企画運営を手掛けるチームではコーポレートサイトのアクセスへのきっかけとして動画制作を検討。ダンスユニットや同社社員、協力会社社員が踊りと歌詞で建設業の役割や使命を伝える動画を作成し、YouTubeへ公開した。公開期間中の再生回数は90万回にも上り、多くの注目を集めた。同プロジェクトを所管する経営戦略本部経営企画部事業推進グループの小山慶貴氏は「就職活動中の学生や他社にも好評だった」と振り返る。
 3年目となった17年は7人が参加し、社内コミュニケーションと社外PRの活性化へ2チームが活動した。
 社外PRに向け、建設工事の工程と同様に一つひとつの細かな作業や動作で完成する「カラクリ装置」の製作を決めた。装置は単管でつくられ、上部は時計、下部は重機やビル群からなるミニチュアの建設現場を表現した。東京都渋谷区で進む渋谷区役所合同庁舎建替プロジェクトの仮囲いの一部に設置した。

渋谷公園通りに面した仮囲いの一部に設置 

 8日にはカラクリ装置を除幕して、多くの通行人が足を止めて装置の動きを眺めた。社外PRチームのリーダーを務めた管理本部総務部の関本良平氏は「さまざまな方に支えられて完成した。より多くの人に見てもらい、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などで『カラクリ装置』の言葉が広まってほしい」と期待を寄せた。

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