【博多駅前オフィスは「博多コネクタ」に】鹿島が設計施工 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【博多駅前オフィスは「博多コネクタ」に】鹿島が設計施工



 鹿島は、福岡酸素(福岡県久留米市)と福岡市内で共同開発した賃貸オフィスビル「(仮称)博多駅前4丁目ビル」が6月30日に完成し、名称を「博多コネクタ」に決めたと発表した。無柱のオフィスフロアは、博多エリアでも指折りの基準階床面積約1870㎡を備え、フレキシブルなレイアウトが可能となる。鹿島が企画・設計施工を担当した。

 施設規模はS・CFT造9階建て延べ2万1449㎡。建物全周に設置した深い庇(ひさし)とグレー色のガラスカーテンウォールが特徴だ。同社の制震技術「ハニカムダンパ」による安全性の確保と、連続最大72時間稼働する非常用発電機の設置によるBCP(事業継続計画)対応を図る。感染症対策として、顔認証システムやエレベーター行き先予報システムを導入する。

 環境負荷低減・脱炭素社会への取り組みでは、再生可能エネルギーのみを使ってビル全館に電力を供給し、付近の住吉公園と人参公園を緑でつなぐ「グリーンプロムナード」、屋上には空中庭園を設置した。所在地は博多区博多駅前4-21-26。



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