【Smart Data Fusion】デジタルツインでインフラメンテの情報管理 NTTコムウェア | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【Smart Data Fusion】デジタルツインでインフラメンテの情報管理 NTTコムウェア

デジタルツインによる風力発電
設備の点検・保守記録    


 NTTコムウェアは、社会インフラメンテナンスのデジタル化を支援するサービス・製品群ブラン「SmartMainTech(スマートメインテック)」の第2弾として、「Smart Data Fusion(スマートデータフュージョン)」の提供を始めた。インフラ設備の管理・運用情報、3D情報・リアルタイム情報を収集し、デジタルツイン空間に統合して管理・投資の最適化に活用できるデータ分析・活用基盤となっている。

 企業内の各部門で構築されて連携できないシステムの設備関連データを統合・蓄積し、部門やシステムをまたいでデータ分析・AI(人工知能)で設備管理・運用できる。設備データやマニュアル、設計図などといったデータのほか、ドローンやロボットなどに設置したセンサーで収集したデータと3Dデータ、画像データなどに対応している。

 設備の最適な保守・運用に関連するビジネスアイデアの効果を検証する環境や予兆保全の効果検証を早期に始められる。自社で保有するインフラ点検・診断ノウハウをAIに教え込ませることも可能で、点検業務の自動化や平準化を実現する。既存システム情報と設備運用情報、3D情報、オープンデータを統合した仮想空間を構築し、仮想空間上で予兆保全をシミュレーションできる。

 例えば、風力発電の設備管理では、ドローンなどによる撮影画像から3Dモデルを構築し、センサーなどのリアルタイムデータを仮想空間上で運転データ、検査・保守記録データとひも付け、遠隔運転環境を構築することが可能で、設備の運転情報や気象などのデータを組み合わせたパフォーマンス分析で発電量予測やタービン性能改善、異常検出・予測につなげるといった活用方法も想定できる。



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