【LNGプロジェクト】インドネシアで承認 三菱商事ら新規ガス田 CCUSも | 建設通信新聞Digital

4月21日 日曜日

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【LNGプロジェクト】インドネシアで承認 三菱商事ら新規ガス田 CCUSも

 三菱商事、INPEX、JX石油開発、三井物産、エルエヌジージャパン、住友商事、双日の企業連合は、オペレーターの英エネルギー大手BPと推進するインドネシアのタングーLNG(液化天然ガス)プロジェクトについて、同国石油ガス上流事業監督執行機関「SKK Migas」から、CCUS(CO2分離・回収・有効利用・貯留)事業を含む開発計画の承認を取得した。

 新規ガス田開発(ウバダリガス田)のほか、生産中のヴォルワタガス田へのCCUS技術適用によるCO2排出量削減、天然ガスの生産効率向上・増産を実施する。CCUS事業では、天然ガスの生産に伴い排出されるCO2を累計約2500万t回収し、ガス田で再圧入・貯留する。これにより、タングーLNGプロジェクト全体のCO2排出量が約半分に削減されるという。

 2022年半ば以降に基本設計を開始し、最終投資決定を経て26年から天然ガスの生産とCCUS事業を始める予定だ。

 タングーLNG基地は、同国西パプア州のビントゥニ湾に位置し、BPをオペレーターとするコンソーシアムが、SKK Migasとの契約に基づいて操業している。1日当たり14億立方フィートの天然ガスを生産しており、現在建設中の第3系列稼働後は、同21億立方フィートの生産体制となる。

 

液化プラント既存2系列および建設工事中の第3系列、LNGタンク、桟橋など



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