【デザイン力を発信】12日まで設計本部作品展 大成建設 | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【デザイン力を発信】12日まで設計本部作品展 大成建設

展示会場イメージ


 大成建設は、8-12日にかけて東京都新宿区の新宿センタービル1階ロビーで「設計本部作品展2021-線を引く-」を開く。20年度に竣工した設計施工案件の中から代表作品となる15プロジェクトを展示・紹介する。入場は無料。内外から高い評価を得ている“旬な作品”を紹介することで、デザインに対する思いや多彩な技術を広く知ってもらうのが狙い。

 展示会場は設計本部の若手社員がデザインした。コロナ禍での飛沫感染の防止に使う「透明フィルム」を展示作品へと仕立てることで、物理的に展示空間を分けながらも視覚的に展示作品がレイヤー状につながる空間を演出するという。

 「線を引く(ライン)」というテーマに沿って、コロナ禍で求められる透明フィルムによる「境界(分けるライン)」と、フィルムの透過性を利用した「作品・空間のつながる(つながるライン)」という相反する課題に対応。展示会場のデザインに落とし込む。

 展示・紹介するのは、設計本部が社員のスキルアップを目的に例年4月に実施している「デザイン会議」で大賞、特別賞、デザイン賞、奨励賞を受賞した15作品。「これまで設計本部の自主的な活動としてきたが、より多くの人に作品を知ってほしい」(松村正人執行役員設計本部長)という思いから対外的な作品展の実施に乗り出す。

 同社の技術力やデザイン力を発信するだけでなく、作品展に訪れる学生に対するリクルート戦略としての効果も期待できそうだ。

 展示作品は次のとおり。
 〈大賞〉藤田美術館(大阪市)▽広島アンデルセン(広島市)。
 〈特別賞〉新宿住友ビル(東京都新宿区)▽CO・MO・RE YOTSUYA(東京都新宿区)▽京都悠洛ホテル二条城別邸Mギャラリー(京都市)。
 〈デザイン賞〉豊洲ベイサイドクロス(東京都江東区)▽Dタワー西新宿(東京都新宿区)▽相良病院(鹿児島市)▽SOMPO美術館(東京都新宿区)▽アルビオン熊谷工場第一生産棟(埼玉県熊谷市)▽ASLINE Ikebukuro(東京都豊島区)▽大成建設技術センター本館リニューアル(横浜市)。
 〈奨励賞〉重工記念長崎病院(長崎市)▽日本たばこ産業医薬総合研究所横浜リサーチセンター(横浜市)▽四国水族館(香川県宇多津町)。


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