【日建連】第5回けんせつ小町活躍推進表彰 最優秀賞に大成建設の「まいまい小町」褒めパトロール | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【日建連】第5回けんせつ小町活躍推進表彰 最優秀賞に大成建設の「まいまい小町」褒めパトロール

 日本建設業連合会(山内隆司会長)は6日、第5回「けんせつ小町活躍推進表彰」の受賞者を公表した。最優秀賞には大成建設の「まいまい小町『褒めパトロール』」(活動名)が輝いた。当該現場で働く女性が週に1回集まり、「良いところを褒めて伸ばす」という褒めパトロールを実施、危険個所の注意喚起にとどまらず、事故防止などにつながる好事例を掘り起こし、共有する活動が評価された。
 同表彰は、女性が活躍しやすい職場環境の実現やキャリアパスの構築などを目的に、2016年から実施している。
 今回は33社・団体から84件の応募があり、最優秀賞1件、優秀賞3件、トップランナー賞1件、特別賞4件を選定した。全体の特徴として、これまでは施設・設備などに関する応募が中心だったが、モチベーションの向上やダイバーシティーを意識した働き方改革、建設業のイメージアップに通じる取り組みが多かった。
 日建連の担当者は選考委員会の様子に触れ「優れた活動が多く、特に最優秀賞、優秀賞、トップランナー賞は甲乙つけがたかった」と話している。表彰式・受賞活動発表会は5月13日に東京都千代田区の経団連会館で開く。 

 優秀賞などは次のとおり((1)応募者(2)活動概要)。
 〈優秀賞〉
 ▽技術職でも在宅勤務!在宅勤務プレ試行グループ=(1)安藤ハザマ(2)経営層が在宅勤務の導入に対して消極的な態度を示す中、有志メンバーによる在宅勤務のプレ試行を実施し生産性向上などの成果を上げることで、在宅勤務の制度化を推進する役割を果たした。
 ▽京都女子大学D・E校舎建築CAMPUS PROJECT=(1)西松建設(2)発注者、設計会社、建設会社が連携して、キャンパス内で行われる約2年間の建設工事を女子学生がプロの仕事に触れる学びの場や経験の場として活用、学生と企業が一緒に新校舎をつくり出していくプロジェクト。
 ▽女性力を現場に活かす女性建築デザインチーム=(1)ゼムケンサービス(2)ゼムケンサービスは女性技術者の代表、籠田淳子氏を始め女性が8割。社内取締役に女性3人を起用。女性技術者・技能者の入職・定着に10年間取り組み、女性力が現場力になる商品サービスを開発している。
 〈トップランナー賞〉
 ▽イイね! インスタグラムで電工女子を発信!!=(1)なないろ電気通信(2)SNSを使用した、電工女子のお仕事と日常を発信。
 〈特別賞・働き方改革推進賞〉
 ▽女性が活躍するICT現場 働き方改革前進!!=(1)五洋建設(2)現場詰所のサテライトオフィス化により臨海部の工事の作業環境が向上、ICTツール・新技術を積極的に活用し働き方改革を推進した。職員の完全週休2日を実現し、男女ともに働きやすい現場になった。
 〈同・けんせつ小町工事チーム賞〉
 ▽「働き続けたい!」を実現させるために 地域と一体となった小町活動=(1)大成建設(2)「けいきゅん小町」のけんせつ小町活動を通して安心して「働き続けたい!」と思える環境を整備した。
 〈同・担い手育成支援賞〉
 ▽建設業の未来を支える 担い手の育成を支援する「戸田みらい基金」=(1)戸田建設(2)建設産業の未来を支える担い手の育成に向けた支援を通じ、企業の枠を超えて専門工事会社・団体などの取り組みに助成するもので、産業全体の発展に貢献することを目的に設立した。
 〈特別賞・グローバル賞〉
 ▽女性活躍推進とグローバリゼーション=(1)三井住友建設(2)女性活躍が当たり前の建設業界はグローバル化の流れとともに-クロスファンクショナルチーム(外国人技術者による配筋写真など専門の現場横断型チーム)活動報告-。
 
 
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