新潟市は、新潟駅新万代広場の基本・実施設計をまとめた。「都市の庭」をコンセプトに、ガラス屋根のシェルターで新潟の川や潟を表現した。基本設計は堀越英嗣ARCHITECT5・アプル総合計画事務所・パシフィックコンサルタンツ・鳳コンサルタントのグループ、実施設計は国際航業・基設計JVが担当した。
広場中央には白鳥や飛翔感を表現した大屋根のシェルターを設置する。県産材を使用したデッキやベンチを整備するほか、再生可能エネルギーを活用し、ゼロカーボンやSDGs(持続可能な開発目標)達成につなげる。バリアフリーやジェンダーレスに配慮したトイレも整備する。
広場面積は約1万8500㎡。2023年度から段階的に供用を始める。
18日に会見した中原八一市長は「新潟らしさを実感でき、親しみを感じられる居心地の良い空間をつくりたい」と述べた。新潟駅万代広場等整備検討委員会の委員長を務めた佐野可寸志長岡技術科学大大学院教授は「光の使い方や新潟らしさなどの意見が今回の最終案に組み込まれた」と報告した。
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