【木造郵便局】初弾は南房総市で23年度までに10局 日本郵便 | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【木造郵便局】初弾は南房総市で23年度までに10局 日本郵便

千葉県産のスギ材を「焼杉」として外壁部分に使用


 日本郵便は、環境に配慮した「+(プラス)エコ郵便局」の第1号店舗として移転整備を進めてきた丸山郵便局(千葉県南房総市)が完成した。
国内の郵便局で初めてCLT(直交集成板)を活用した木造局舎で、太陽光による自家発電設備も導入した。 同社は2023年度末までに、10局程度の環境配慮型局舎の建設を計画している。

 丸山郵便局の規模は木造平屋建て132㎡。設計は日本郵政一級建築士事務所、施工は住友林業が担当した。

 スギ材のCLTを壁、スギ・ヒノキのハイブリッドCLTを屋根に使用。 長さ2m、幅12mのCLTをクレーンで屋根に設置した。 壁は90-150mm厚、 屋根は210mm厚で、 使ったCLTは約51m3となった。 壁と天井部分のCLTを現しにした木質感のある店舗となっている。

 このほか、地元千葉県産のスギ材を「焼杉」として外壁部分に使用した。焼杉は日本郵政グループの企画により、地域住民とのワークショップで製作した。


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