【記念シリーズ・横浜公共建築100周年】第2回 若手限定でトイレの設計コンペ | 建設通信新聞Digital

5月15日 水曜日

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【記念シリーズ・横浜公共建築100周年】第2回 若手限定でトイレの設計コンペ



年間100万人以上が利用する根岸森林公園



◆建築設計界けん引する人材発掘


 横浜市は、「横浜市公共建築100周年事業」の目玉イベントの1つとして、新築トイレの設計コンペを実施する。これからの建築設計界をけん引する人材を発掘・育成するため、対象を40歳以下の設計者・学生とした。計画地は日本初の洋式競馬が行われた根岸森林公園。市の担当者は「多くの方に参加してもらい、100周年事業を盛り上げたい。ぜひ応募してほしい」と力を込める。

 コンペ評価委員は小泉アトリエの小泉雅生氏、神奈川大学の曽我部昌史教授、中川エリカ建築設計事務所の中川エリカ代表らが務める。

 1日に実施要項を配布した。参加意向申出登録は5月16日から27日まで受け付ける。郵送の場合は設計案を7月1日から15日まで、持参は13日から15日まで受け付ける。5者程度に絞り込んだ上で、8月4日に1次評価結果を公表し、22日に公開プレゼンテーションを実施する。9月上旬に受託候補者を公表する予定。

 中区根岸台にある根岸森林公園には大きな芝生広場があり、年間100万人以上が利用している。トイレは芝生広場に面した位置に整備する。木造か一部木造平屋建て50㎡以下の設計案を求める。誰もが使いやすく、周辺環境に調和したトイレを目指す。

 100周年事業では、8月22日に著名建築家による講演会、11月12日に公共建築をテーマとしたパネルディスカッションを開く。パネル展示や子ども向け事業なども実施する。


 

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