【第2回関西建設DX展 西日本最大規模で開催】最先端のDX製品一堂に/RX Japan | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【第2回関西建設DX展 西日本最大規模で開催】最先端のDX製品一堂に/RX Japan

◆9月28日(水)-30日(金)インテックス大阪

土屋事務局長

 RX Japan(東京都新宿区、田中岳志社長)は、「第2回【関西】建設DX展」を9月28日から30日までの3日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で開く。建築関連の七つの展示会が集結する第6回ジャパンビルド関西展内で開催する。「関西圏最大級の規模で開き、建設DXをはじめ、さまざまな製品やサービスを紹介する。初心者も玄人も会社や現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を一歩先に進める技術に出会える展示会にしたい」と語る土屋勝利ジャパンビルド事務局長に、BIMや点群、ロボットなど最先端技術が一堂に集まる建設DX展の見どころを聞いた。

 同社は、ICTに対する建設業界のニーズを受け、2021年に建設DX展を大阪と東京で初開催した。コロナ禍にもかかわらず多くの参加者が訪れたため、今回はさらに広いスペースを確保した。第6回ジャパンビルドは、同会場で開催する展示会で初めて2ホールを使用し、過去最多の200社が出展(*)してより多くの実機やサービスを紹介する。土屋事務局長は「建設業界のDXに対するニーズは非常に強い。建設DX展はジャパンビルドをけん引する存在だ」と手応えを語る。
 建設DX展は、BIMや建設ロボット、ICT建機、VR(仮想現実)・AR(拡張現実)・MR(複合現実)を中心に最先端の技術・製品を紹介する。今回は施工管理や写真管理、クラウドなどを扱う出展社の展示面積を大幅に拡張したほか、普及が進むBIMに関しては、VRや点群、シミュレーションなど異分野の技術と掛け合わせた製品を数多く展示する。来場者は自社の課題に合わせた製品を選定し、その場で導入に向けた商談が可能だ。
 ジャパンビルド全体を俯瞰(ふかん)したテーマを設定し、「働き方改革」「スマートウェルネス」「カーボンニュートラル」「リスク管理」など建設業界の関心の高い15のセミナーを予定している。それぞれの課題に対し、建設DXの効果が分かる内容にした。具体的には「竹中工務店の近藤泰正副社長にDXを活用した働き方改革の事例を紹介していただくほか、大阪・関西万博で 扱うカーボンニュートラルの技術など持続可能性についても展望する」とし、関西圏と関係深いテーマを選んでいる。
 多数の参加者が訪れるため、出展社と来場者には手指の消毒、マスク着用などを義務付け、これまでと同様に3密対策を徹底する。「コロナ禍でも当社の展示会は一度もクラスターが発生していない。安心して参加してほしい」と呼び掛ける。

昨年開催した東京展の会場風景

◆各社の課題に専門家が対応
 同社がリアル展示会にこだわる理由として「コロナ禍により、さまざまな情報をオンラインで得られるようになる一方、実物を見て体験する場が不足している」という現状がある。「BIMやICT建機の使い方を知るには体験するのが最も効果的だ。展示会には各社の開発や販売の専門家がいるため、技術的なことも相談ができる」と強調する。企業ごとに課題が異なるため、「たくさんの展示を見て、専門家に相談しながら自分たちに合う製品を見つけてほしい」と語る。
 その中で、思わぬ出会いや発見があるのも展示場の良さだ。「オンラインは目的の製品を早く見つけることができるが、それ以外の発見が少ない。展示会場は思わぬところで自社にぴったりの製品に出会うことがあり、そこから課題のブレークスルーや新たな発想の獲得、イノベーションが起きることも多い。そうした出会いがあるのも魅力の一つだ」と 力を込める。「ICTの導入に反対する人や初心者でいまいち効果が分からない人でも、会場に足を運んでいただければ理解が深まる」と考える。
 主催者として実感するのは、日本の建築技術やDX製品のレベルの高さだ。「日本の高度な建築技術が結集すれば、世界で活躍できると思う。今後、海外からも多くの参加者や出展社を集め、国内外の最新技術や情報が集まるビジネスのハブにすることで、海外展開の窓口になりたい」と先を見据える。
 
 建設DX展は、東京でも12月に開く。2拠点で開催することで、より広範囲に建設DXを普及させる狙いがある。「建設DXは全ての現場に共通する課題だ。展示会により、会社や現場の変革に貢献したい」と意気込む。
(*)出展社数はジャパンビルド全体の数であり、開催時には増減の可能性がある

◆第2回 【東京】 建設DX展/ビッグサイトで12月5日(月)-7日(水)

 

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 RX Japanは12月5日(月)から7日(水)までの3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで「第2回【東京】建設DX展」を開く。日本最大級の建設総合展示会「第6回ジャパンビルド-建築の先端技術展-」の中で開催し、建設生産プロセスのさまざまな場面で活用するDXの最先端技術や製品を紹介する。
 昨年は第1回建設DX展が盛況だったこともあり、ジャパンビルド全体として過去最多の約393社が出展した。今回は、さらに前回を上回る規模での開催を予定している。建設DXに役立つ多数のセミナーも予定している。
 問い合わせは、ジャパンビルド事務局・電話03-3349-0596。



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