【最優秀提案事業者を特定】大阪府の木材利用促進モデル/パスポートセンター、門真運転免許試験場の内装を木質化 | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

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【最優秀提案事業者を特定】大阪府の木材利用促進モデル/パスポートセンター、門真運転免許試験場の内装を木質化

大阪府は、府内2施設を対象とした「令和4年度大阪府内産木材利用促進モデル整備等業務」の公募型プロポーザルを実施した結果、パスポートセンターでWAKKAJV、門真運転免許試験場でかわちの森JVをそれぞれ最優秀提案事業者に特定した。府内産木材の利用推進に向け、内装の木質化や木製什器導入のモデル事業となる。委託期間はともに12月21日まで。

WAKKAは丸紅木材を代表とし、構成員は池田久司建築設計事務所、takayuki.bamba+associates、千早銘木。かわちの森の代表は大阪府森林組合で、構成員は飛騨産業、林田建築設計事務所。



パスポートセンターイメージ


パスポートセンターの審査講評では、利用者の動線や視認性に考慮し、わくわく感のあるデザインであったことを評価した。



門真運転免許試験場イメージ


試験場の講評では、空間デザインのバランスに優れ、加工木材の使用方法などを高く評価した。

両提案とも府内産木材の使用率は100%であったことも評価した。

業務では、同センター(大阪市中央区大手前3-1)と門真運転免許試験場(門真市一番町23-16)の両施設について、利用者にとって魅力ある木質空間を創出し、木材利用を進める上で有用な情報を取りまとめて市町村職員に向けた現地研修を実施する。

国が2010年度に「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」を施行したことを受け、府は府有施設や事業で木材使用を進めてきた。建築物の省エネルギー化などSDGs(持続可能な開発目標)との関連も深く、府は今回の事業などを通して府内市町村への取り組みの波及を見据えている。


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