ポーランド・クラクフ市にある日本美術・技術博物館Mangghaで、自然を尊ぶ日本文化と伝統的な匠(たくみ)の技と美を紹介する展覧会「木に秘められた精神」が開かれている。共催する竹中大工道具館(西村章館長)が所蔵する大工道具や実物大模型などを提供して、展示内容を監修している。開催期間は10月16日まで。
展覧会は、竹中大工道具館の提案による緩やかに移り変わる八つのセクションで構成している。伝統の匠の技と美、それをつくり出す大工道具、その背景にあるものづくりの精神や木の文化を紹介する。
日本美術の収集家として知られたフェリクス・マンガ・ヤシェンスキにちなんで名付けられたMangghaは、ポーランドで最も日本文化に精通した国立機関となる。
1994年に映画監督のアンジェイ・ワンダとクリスティーナ・ザフファトヴィッチの提唱で設立されて以降、博物館としての基本的な役割と日本・極東文化を紹介する拠点としての役割を果たしてきたという。
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