【ICPMAアワード優秀賞】福島水素エネ研究フィールドが受賞 日建設計CM | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【ICPMAアワード優秀賞】福島水素エネ研究フィールドが受賞 日建設計CM

福島水素エネルギー研究フィールドの全景


 日建設計コンストラクション・マネジメントが支援した「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」が、ICPMA(インターナショナル・コンストラクション・プロジェクト・マネジメント・アソシエーション)主催の「2022 ICPMA Awards」のアライアンス・アワードで優秀賞を受賞した。同社支援のプロジェクトがアライアンス・アワードを受賞するのは3年連続。

 同研究フィールドは、再生可能エネルギーの導入拡大に伴い発生する余剰電力を水素に変え、貯蔵・利用する技術を実証するための施設。世界最大級となる10メガワットの水素製造装置を備え、再エネを利用した水の電気分解で毎時1200ノルマルm3(定格運転時)の水素を製造し、貯蔵・供給する。

 持続可能な地球社会の実現や再エネ実用化を目指し、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、東芝エネルギーシステムズ、東北電力、岩谷産業の4者によるプロジェクトとなる。

 事業実施に向けては水素製造、太陽光発電、建築などのグループに分かれており、それぞれの工程表の表現方法や重要ポイントが異なっていた。このため、相互の調整のために各グループの主要工程をマスタースケジュールに統合し、ネットワーク化した。関係者全員で課題の共有と分担、スケジュールの反映を実施し、事業の円滑な推進を実現した。

 今回の受賞は「エンジニアリングと建築」「人と人」をつなぐ“トータルマネジメント”によって、「水素・太陽光による再生可能エネルギーの世界最大級拠点・復興のシンボル」を創造した国家プロジェクトに貢献した点が評価された。


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