【川崎ブレイブサンダース 京急川崎駅前から若者文化を発信】建物プロデュースbonvoyage | 建設通信新聞Digital

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【川崎ブレイブサンダース 京急川崎駅前から若者文化を発信】建物プロデュースbonvoyage

 プロバスケットボールチームのDeNA川崎ブレイブサンダース(元沢伸夫社長)は、京急川崎駅前に、バスケットボールやeスポーツなどが楽しめる若者文化発信拠点「カワサキ文化会館」を8月末に開業する。川崎市が使用貸借している川崎第3京急ビル(京浜急行電鉄所有)をリノベーションする。建物総合プロデュースはbonvoyage(川崎市)の和泉直人氏が担当。外壁や内装には国内外で活躍するアーティストのイラストを掲示する。

完成イメージ

 4日に開いた記者会見で元沢社長は「日本でバスケットボールは、まだまだ文化レベルとして一般の人に届いていない。eスポーツなど若者中心に芽生えている文化を含め一生懸命発信し、育てていく必要がある」と新拠点開設の意図を説明した。
 福田紀彦市長は「さまざまな若者文化をこの場所から全国・世界へと発信できる意義は非常に大きい。川崎の文化にとって新しい1ページになる」と期待を込めた。
 建物を無償提供する京浜急行電鉄の川俣幸宏社長は「まちの活性化や魅力アップに関わっていきたい」と話した。

会見に臨んだ関係者


 建物は3階建て延べ約1180㎡。1階のマルチパーパスコートでは、3x3(3人制バスケットボール)やスケートボード、BMX(バイシクル・モトクロス)フリースタイルなどが楽しめる。ダンスエリアやカフェも備える。
 2階にはプロeスポーツチーム「SCARZ(スカーズ)」が運営するeスポーツ体験空間を設置する。3階は川崎ブレイブサンダースのオフィスとなる。
 所在地は川崎区駅前本町21-12。
 同地を含む京急川崎駅前西口地区では、京浜急行電鉄が総延べ約8万5000㎡の再開発を計画している。このため、再開発着工までの約3年間限定の施設となる。
 川崎ブレイブサンダースは、JR川崎駅に近接する商業施設「ラチッタデッラ」内にも、全天候型照明付きバスケットボールコートを10月上旬に開業する。



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