【道路ふれあい月間標語】最優秀賞は「この道で おはよう さよなら ありがとう」 | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

公式ブログ

【道路ふれあい月間標語】最優秀賞は「この道で おはよう さよなら ありがとう」

 国土交通省は、「道路ふれあい月間」(8月)の一環で、広く一般から募集した同月間の推進標語として、小学生、中学生、一般の3部門ごとに最優秀賞1作品と優秀賞2作品をそれぞれ選定した。最優秀賞3作品のうち委員から特に高評価を得た「この道で おはよう さよなら ありがとう」(千葉県浦安市の大澤佳子さん)を2017年度の代表標語とする。
 同月間は道路利用者に道路とふれあい、道路の役割や重要性を改めて認識してもらうために毎年実施している。
 今回の標語募集には、全国から6841作品の応募があり、三好礼子(エッセイスト、元国際ラリースト)、やすみりえ(川柳作家、文化庁文化審議会委員)、吉岡耀子(交通・環境ジャーナリスト)の3氏による審査を経て各部門の最優秀賞と優秀賞を選定した。
 三好委員は「今回は点字ブロックやオリンピックを意識した作品もあり、時代が垣間見える標語も目についた。道路はいつも安心・安全で、人びとの笑顔があふれる魅力的なパートナーであってほしいものですが、選ばれた作品はきっとそのお手伝いをしてくれることでしょう」と期待を込めた。
 やすみ委員は「標語に込めた思いの大きさを感じる作品が多かった。他人への気遣いや配慮をテーマにしたものもたくさんあり、時代の一片を見るようだった」、吉岡委員は「それぞれの年代に応じた生活と感性を作品にまとめており、改めて道路と人びとのつながりを実感した」と選評した。
 各部門の最優秀賞、優秀賞は次のとおり(敬称略)。
 〈最優秀賞〉小学生の部=「きれいでしょ わたしの町の 通学路」(北海道森町立尾白内小学校・福田勘太)▽中学生の部=「たくさんの 夢を抱いて 歩く道」(東京都江東区立第二亀戸中学校・渋澤花奈)▽一般の部=「この道で おはよう さよなら ありがとう」(千葉県浦安市・大澤佳子)。
 〈優秀賞〉小学生の部=「登下校 まいにちあるいて こんにちは」(鹿児島県鹿屋市立寿北小学校・美坂謙昇)、「朝の道 耳をすませば 鳥の声」(北海道函館市立神山小学校・小林姫々)▽中学生の部=「踏みしめる 道の先には 夢がある」(兵庫県伊丹市立西中学校・田野智子)、「あいさつが 飛びかうこの道 グローバル」(東京都江東区立第二亀戸中学校・矢野大樹)▽一般の部=「変わらない いつもの道の 温かさ」(埼玉県所沢市・佐々木美知子)、「いい道が きっといい明日 連れてくる」(神奈川県大和市・會田誠一)。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら