【国際、帝劇ビルを一体的に建替え】三菱地所、東宝、出光美術館 25年めどに閉館 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【国際、帝劇ビルを一体的に建替え】三菱地所、東宝、出光美術館 25年めどに閉館



三菱地所と東宝、出光美術館の3者は、東京都千代田区丸の内にある国際ビルと帝劇ビルを共同で一体的に建て替えることを決めた。建て替えスケジュールは未定としているが、2025年をめどに両ビルを閉館する予定だ。



三菱地所と日本倶楽部が所有する国際ビルは、SRC造地下6階地上9階建て塔屋3層延べ7万6918㎡。帝劇ビルは東宝と出光美術館が所有し、規模はSRC造地下6階地上9階建て塔屋3層延べ3万9419㎡。ともに1966年9月に竣工した。両ビルの設計者は三菱地所、阿部事務所、谷口建築設計研究所。施工者は大林組。

帝劇ビルにある帝国劇場は11年に近代日本の文化芸術のフラッグシップとして開設後、66年に建て替え、日本を代表する演劇・ミュージカルの聖地となっている。同ビル内の出光美術館は、出光興産の創業者・出光佐三が収集した美術品を展示・公開するために開設し、国宝2点、重要文化財57点を含む1万点のコレクションを有する。

一体建て替えでは、歴史と伝統を継承しつつ、連続的な再開発が予定される有楽町エリアの文化・芸術の拠点とし、東京の国際競争力向上に貢献する考え。帝国劇場と出光美術館は、建て替え後のビル内で営業を再開する予定だ。


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