【オーテピア西、東横インが複合ビル提案】高知市 | 建設通信新聞Digital

5月11日 土曜日

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【オーテピア西、東横インが複合ビル提案】高知市

 高知市が公募型プロポーザルを実施した「新図書館西敷地利活用事業」に東横インが参加した。訪問客や市民が気軽に集える新たな“にぎわい、ふれあい、憩える”複合拠点を提案した。総投資額は21億円を見込む。市と50年の事業用定期借地契約を結ぶ。11月14日の公開プレゼンテーションやヒアリングなどを経て、同下旬に決定する。

外観イメージ

 同社の提案によると、耐震性能が高い12階建て複合ビルを建設する。229室の客室を持つ宿泊特化型ホテルと併せて、周辺地域と一体化した市民公共サービス機能を導入する。1-2階は、子育て世代の安全・安心な遊び場やイートインスペースとして提供する。2階には情報発信の場となるギャラリースペースを提案した。
 敷地内には市民に広く開放する「よさこい広場」を設ける。隣接するオーテピア高知図書館とつながるエリアには、四季を通じた憩いと交流の場とする。ベンチは災害発生時に必要に応じて「かまど」の役割も果たせる。また、トイレ用マンホールも設置する。
 景観創出に配慮したデザインを採用する。空調設備を隠すアルミハーバーは木目調で自然になじむ材料を使うなど建物全体を落ち着いた色で構成する。オーテピア側の外観は、旧追手前小学校の外壁の一部を取り入れることで歴史を残した温かなデザインを目指す。
 整備対象地は、中心市街地にある複合施設「オーテピア高知図書館」(追手筋2-9-6ほか)西側に残る市有地2564㎡。建ぺい率80%、容積率は500%となっている。



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