【インフラストック】豊平峡、定山渓ダムのリムトンネルでワインと緑茶の貯蔵・熟成実験開始! | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

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【インフラストック】豊平峡、定山渓ダムのリムトンネルでワインと緑茶の貯蔵・熟成実験開始!

豊平峡ダムでの検査(札幌開建提供)

 北海道開発局札幌開発建設部は1日、豊平峡ダムのリムトンネルで貯蔵実験したワインと緑茶の品質を判断するための官能検査と、13日に定山渓ダムのリムトンネルで日本茶の熟成実験を開始した。
 同開建は豊平峡ダムにある約50mのリムトンネルを、ワインや新茶、コーヒー豆の貯蔵場として2015年度から実験的に活用している。実験期間は5年間。貯蔵物が増えてきたことを受け、新たに定山渓ダムも活用することとした。
 官能検査では、試験官から品質の維持に高い評価を得た。定山渓ダムの貯蔵場所は基礎地盤改良のために掘られた約100mの右岸リムトンネル。内部温度約8度、湿度約100%と年中一定で、この環境が茶葉の熟成にどのような効果を与えるか検証する。
 インフラストックを活用した地域振興策の一環で、同開建が所管するダムのうち夕張シューパロダムなどもリムトンネルを備えており、地元のニーズや業者の要望などがあれば活用を検討していくとしている。

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