【中央分離帯に新車線】中央道多摩川橋床版を取替え NEXCO八王子 | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【中央分離帯に新車線】中央道多摩川橋床版を取替え NEXCO八王子

中央分離帯に新床版を架設する


 NEXCO中日本八王子支社は15日、中央道多摩川橋(上下線)床版取替工事を報道陣に公開した。橋梁の中央分離帯を改良し、新たに2車線分の走行路として活用する渋滞対策を実施している。施工者はオリエンタル白石・日本橋梁JV。

 中央分離帯に車線をシフトして床版を取り替える工事は、▽上下車線の路肩を活用して車線を外側にシフトし、中央分離帯に新たに2車線の走行路を整備する▽走行路を整備した中央分離帯に下り線の車線をシフトし、下り線の床版を取り替える▽走行路を整備した中央分離帯に上り線の車線をシフトし、上り線の床版を取り替える–の3段階で進める。

 床版取り替え工事の後、工事着手前の車線に戻して全体の工事が完了する。工期は2023年8月を予定していたが延長する見込みだ。

 現在は第1段階の中央分離帯の改良に着手している。鋼桁を中央に増設後、既設のRC床版を撤去する。撤去した状態で中央の桁を補強する。上下一体の橋梁にするため、プレキャストRC床版を架設する。工事場所は東京都国立市泉3丁目~日野市石田。

 多摩川橋は延長428m。幅員は上下線各12.6m。開通から50年以上が経過し、交通量も多く、ひび割れなどの損傷が発生している。


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