【出社したくなる職場】「ぶつけろ、本音」テーマに展示会/オカムラ | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【出社したくなる職場】「ぶつけろ、本音」テーマに展示会/オカムラ


 
 オフィス家具トップメーカーのオカムラは先月の11月、東京と大阪で「ぶつけろ、本音」をテーマに展示会を開いた。企業が新たな成果を生み出すためには、チームのメンバーがそばにいて本音をぶつけ合える環境も必要だと指摘する。そのために、コミュニケーションがしやすく、自由度の高い職場空間づくりに向けて、さまざまな製品を開発・提案している。

【自由度の高い空間づくりで】
 コロナ禍に伴う在宅勤務・テレワークが増加する中で、逆に最近は出社勤務のメリットや意義が見直されるようになった。しかし、マーケティング本部の五十嵐僚課長は「出社しても人とのコミュニケーションが取りづらい。チームの連携がうまくいかないといった悩みを聞くことが多い」とし、「チームの一体感を高めて、メンバーが出社したくなる職場環境の実現」をサポートしている。

 昨年から提案してきたオフィスの中心地「BASE」では、チームのよりどころとなる「BASE for TEAM」と、個人業務の中心地となる「BASE for ONE」を展開し、フリーアドレスなど多様な働き方に対応する。このうち「BASE for TEAM」の新商品となるのがテーブルやソファ、低い仕切りと縁側と呼ぶ外周部などで構成する「WORK VILLA」だ。これをチームごとに複数設置すれば、縁側を介して他のチームとも相談などができる。

 ファニチュアシリーズ「Lives」では、支柱とビームで新たな部屋を設置できる「Lives Post Beam」を提案している。天井に触ることなく簡易に施工できるのがポイントだ。オプションとして用意した移動パネルは「拡張性と可動性を高め、目的に応じて簡単に空間を変えられる」(建材製品部の安立直也部長)もので、上部の角度付レーンに沿って下部の車輪で動き、簡単に支柱をまたいだりパネルのスイッチバックなどができる。

 そして、大容量ポータブルバッテリー「OC」は、電源ケーブルを不要とすることで、こうした自由なファニチュアの移動・配置を下支えする。
 フラッグシップチェアの「ContessaII」は発売20周年を記念し、フレーム色がカッパーとブラック(艶あり)のモデルを個人客向けに限定販売する予定だ。さらに100%リサイクルできる異硬度クッションを使ったモデルも開発した。

 同社は、こうした環境配慮の取り組みに注力しており、ほかにもリサイクル素材を使ったさまざまな製品を開発し、カーボンオフセットプログラムへの対応商品も大幅に増やしている。これまでは完成品を検品してそのまま梱包していたが、これを分割梱包・発送し、納入・設置する業者が検品する方式に変更した。分割で高さを抑え、トラックに3段で積めるようにし、従来の2段積みに比べて1.5倍積載できる取り組みをボリュームゾーンの椅子「POTAM」から開始する。
 

 

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