【新入社員研修】座学よりも実習充実へ! 三建設備工業が研修内容を刷新 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【新入社員研修】座学よりも実習充実へ! 三建設備工業が研修内容を刷新

新入社員研修(材料研修)

 三建設備工業は2017年度から、新入社員研修を大幅にリニューアルした。従来は基礎知識や設計などの座学が中心だったが、より施工現場目線のカリキュラムに変更。ダクトや配管を組み立てるなど、実際の現場で行われる作業を自ら体験する実習プログラムを充実させた。研修期間も、これまでより1カ月長い4カ月に延ばした。
 同社は16年12月に新入社員研修プロジェクトチームを立ち上げ、入社5年以内の若手社員へのアンケートなどを通じ、ニーズに合致した研修内容を検討してきた。
 設備に関する基礎知識の習得はもちろん、施工現場で必要となる資格をなるべく研修期間中に取得できるような新カリキュラムを作成。実習も多く取り入れ、従来から実施している安全体感訓練に加え、ダクトの加工方法なども学べるようにした。
 17年度の新入社員研修には、総合職の技術系社員37人が参加しており、このうち6人は女性。19日からの5日間では、初の全社展開となる材料研修を行った。この中では、埼玉県内に保有する上尾倉庫内に設置した会場で、配管材料全般に関する実習も実施。管材商社エスエスユニオンの協力を得ながら、バルブの解体や継手・樹脂管の接続、パイプの切断、配管の組み立てといった作業を体験した。
 今後の約1カ月では、外部専門家を講師に招いたCADによる施工図演習などを行う。新入社員は8月から各支店に配属される予定だ。

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