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4月29日 月曜日

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【まちのコンシェルジュ】中央区複合庁舎が起工 札幌市

外観イメージ


 札幌市の中央区複合庁舎整備事業の起工式が26日、建設地で開かれた。市や工事関係者ら54人が参加し、無事故・無災害を祈念した。市庁舎の現地建て替え事業で、設計を日本設計・大成建設設計JV、施工を大成建設・伊藤組土建JVが担当する。

 神事では、篠崎淳日本設計社長が鎌(かま)入れ、秋元克広札幌市長が鍬(くわ)入れ、平島信一大成建設常務執行役員札幌支店長が鋤(すき)入れを行った。

 秋元市長は「新庁舎は市民に寄り添い、区民に愛されるまちのコンシェルジュとして使い勝手の良い配置とし、利便性を高める。札幌市の新たな100年に向けて新庁舎がふさわしいものとなるようお力添えをお願いする」とあいさつした。

 規模は、RC一部S造地下2階地上6階建て延べ約2万0210㎡で、中央区役所と中央保健センター、中央区民センターの3施設からなる複合庁舎を整備する。免震構造を採用し、省エネルギー技術や再生可能エネルギーの積極利用により、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Readyを認証取得した。

 地下1―2階に駐車場約150台、地上1―2階に区民センター、3―6階に中央区役所と保健センターを配置し、3階に窓口フロア、4階に健診フロアを設ける。1階には区民ギャラリーや物販施設などを整備する。

 外観は、街の区画割りを想起させるグリッドデザインや、「下見坂」をモチーフとした親しみやすいデザインとし、エントランス広場などには、道産れんがや道産木材など地域資材を積極的に活用する。

 2024年12月の完成、25年2月の供用を目指す。建設地は中央区南3条西11丁目330―2の敷地3962㎡。


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