【ボックスカルバート側壁、頂版をPCa化/渋谷駅周辺地下道に適用】東急建設 | 建設通信新聞Digital

5月19日 日曜日

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【ボックスカルバート側壁、頂版をPCa化/渋谷駅周辺地下道に適用】東急建設


 東急建設は、旭コンクリート工業と共同開発した「PPCa(パーシャルプレキャスト)ボックスカルバート」を、「R2国道246号渋谷駅周辺地下道工事」で初適用した。側壁と頂版を部分的(パーシャル)にPCa(プレキャスト)部材に置き換え、底版は現場打ちコンクリートとする大型ボックスカルバートの構築工法で、生産性向上や夜間の交通規制期間短縮に貢献する。計画どおり2022年12月上旬に部分PCa部材の据付を完了した。

 同工事は、渋谷駅西口から桜丘方面の歩行者・車両の利便性向上のため、国道246号の直下に地下車路、地下歩道を構築するもの。このうち、地下車路約22mのボックスカルバートの構築に適用した。

 地下空間には、土留め支保工が密に配置されていたため、国道246号の路下投入口を車線規制が最小となる一か所に限定。頂版部材を分割して、側壁と同時に横引き台車で横引きし、所定の位置に設置した。

 地上、地下ともに狭隘な空間での施工となるため、VR(仮想現実)や3Dモデルに時間軸を組み込んだ4Dシミュレーションを使って、綿密な施工計画を作成し、施工を行った。

 今後、中詰めコンクリートを打設し、ボックスカルバートの構築が完了する。なお、同工事の地下歩道約25mのボックスカルバートの構築にも、適用を計画している。



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