【ジブリパークに65.5億】2023年度に2エリア開園/愛知県予算案 | 建設通信新聞Digital

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【ジブリパークに65.5億】2023年度に2エリア開園/愛知県予算案

ハッター帽子店のイメージ (C)Studio Ghibli


 愛知県は、長久手市の愛・地球博記念公園内に設置する「ジブリパーク」の2023年度整備内容を発表した。23年度予算案にはパーク整備に約65億5000万円、パーク敷地外の関連整備に約34億円を盛り込む。
 ジブリパークは▽青春の丘▽ジブリの大倉庫▽どんどこ森▽もののけの里▽魔女の谷――の5エリアで構成する。このうち青春の丘、ジブリの大倉庫、どんどこ森の3エリアは22年11月に先行してオープンした。23年度は、もののけの里、魔女の谷の2エリアの整備・演示工事を完了し、同年度内に順次開園する。
 もののけの里には、映画『もののけ姫』をもとに「タタラ場(体験学習施設)」「炭焼き小屋」「休憩処」などを整備する。魔女の谷には映画『魔女の宅急便』『ハウルの動く城』などをイメージし、「オキノ邸」「ハウルの城」「ハッター帽子店」「レストラン棟」などを建設する。
整備事業にはECI(施工予定技術者事前協議)方式を採用している。設計はスタジオジブリと日本設計、施工は鹿島が担当する。

◆関連整備に34億を計上
 また、23年度に取り組む愛・地球博記念公園の施設の整備概要を公表した。ジブリパーク整備に関連し、園路・広場や駐車場の整備などを進める。
 「魔女の谷」北側の斜面に展望台を建設する。バリアフリー経路として昇降設備も設ける。「もののけの里」入り口近くの芝生広場には映画『猫の恩返し』をモチーフにした遊具を設置する。
 公園内の移動手段として、映画『となりのトトロ』の人気キャラクター「ネコバス」をイメージした外観の車両を導入する。トヨタ自動車が開発した電動低速モビリティー「APM」を活用し、23年度内の運行を目指す。
 このほか、北2駐車場の収容台数を現在の約300台から約900台とする。23年度は用地買収と詳細設計を行い、整備に着手する。



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