【兵庫県立がんセンター】資材価格上昇で概算工事費100億増額/5月にも公告 | 建設通信新聞Digital

5月14日 火曜日

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【兵庫県立がんセンター】資材価格上昇で概算工事費100億増額/5月にも公告

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 兵庫県は、県立がんセンターの建設工事について、概算工事費を当初の185億円に100億円を追加し、285億円に見直した。早ければ5月の公告を予定している。建設資材の価格上昇の影響などを受けたためで、医療機器整備費と設計監理費は変わらずそれぞれ45億円、8億円で、合計概算事業費は338億円となった。

 事業では、老朽化と狭あい化が進行したがんセンターを現地で建て替える。2026年度の開院を目指しており、基本・実施設計は山下設計が担当している。

 基本設計によると新病院の規模は、病院棟がRC造(免震構造)7階建て塔屋1層延べ3万8750㎡、放射線治療棟がRC造(耐震構造)3階建て延べ1950㎡。病床数は360床(一般病床333床、緩和ケア病床15床、集中治療病床12床)。

 1、2階に昇降箇所を複数設置して患者負担を軽減。3階には手術・臨床検査部門と研究部門をまとめ、医療と研究が緊密に連携できる環境を整備する。5-7階は、入院患者の重症化の防止や術後の集中的ケアに対応するため、スタッフステーションから病室への視認性の高いダブルH型の病棟を採用する。建設地は、現施設北側の旧県立明石西公園(明石市北王子町)の敷地4万0186㎡。

 

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