【加西市新病院、11月にも入札公告】債務負担約118億円 | 建設通信新聞Digital

5月10日 金曜日

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【加西市新病院、11月にも入札公告】債務負担約118億円

 兵庫県加西市は、現地で建て替える新病院の建設工事を11月ごろに入札公告する予定だ。2024年1月に着工し、26年3月の開院を目指している。23年度予算には、27年度までの債務負担行為として、建設工事費117億8820万円を設定した。基本設計は綜企画設計、実施設計は大建設計が担当している。

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 基本設計によると、新病院の規模は、病棟がS造地下1階地上5階建て延べ1万1377㎡、渡り廊下が同延べ338㎡、既存西館がRC造地下1階地上6階延べ3420㎡。病床数は157床。

 災害に備えて基礎免震構造とし、自家発電設備を設置するほか、外皮断熱性能の向上や高効率機器の採用などでNearly ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の認証取得を目指す。また、将来的な医療ニーズの変化に対応できるよう自由度の高い長スパン化構造とし、機能的な部門配置や適正な管理区域の形成にも配慮する。

 新病院は、現敷地北西部の駐車場部分に建設する。完成後、既存西館を一部改修して渡り廊下で接続。残る既存施設を解体して駐車場を整備する。
 建設地は北条町横尾1-13ほかの敷地4万0526㎡。
 現在の病院の概要は、本館延べ1万0240㎡(1974年完成)、東館延べ4820㎡(84年完成)、西館延べ3420㎡(2003年完成)。



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