【堺事業所にエンジニアリングC 25年4月の稼働目指す】エア・ウォーター | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【堺事業所にエンジニアリングC 25年4月の稼働目指す】エア・ウォーター

◆設計施工=安藤ハザマ

 産業ガスの供給などを手掛けるエア・ウォーター(大阪市)は、堺市の堺事業所に産業ガスエンジニアリングの開発・設計・製作・運転・保守部門などを集約する「総合エンジニアリングセンター(仮称)」を建設している。深冷空気分離プラントを製作する大型製缶工場も増築する。安藤ハザマの設計施工で4月に着工し、2025年4月の稼働開始を目指している。

総合エンジニアリングセンター(右)と大型製缶工場(左)のイメージパース


 同社は30年に向けた成長戦略としてインド・北米を重点地域とする海外展開と大手半導体メーカーへのガス供給などのエレクトロニクス関連事業の拡大を進めている。今回のエンジニアリングセンター建設と製缶工場増築により供給体制と技術力強化を狙う。

 エンジニアリングセンターは、これまで大阪市中央区と福島区、堺市西区に点在していた産業ガス部門を集約するもの。各部門の連携強化による技術の高度化と業務効率向上を目指す。規模はS造6階建て延べ6000㎡。
 製缶工場は、拡張によって製造能力を2倍に増強するとともに輸出向けの海上出荷が可能な係留設備も設置する。2100㎡を増築する予定で、増築後の規模はS造平屋建て6000㎡となる。

 投資額は60億円。両施設の建設地は堺市西区築港新町2-6-40の敷地2万6450㎡。





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