東急不動産は6月29日、札幌・すすきののススキノラフィラ跡地に建設している「COCONO SUSUKINO(ココノススキノ)」の建設現場を報道陣に公開した=写真。設計施工は竹中工務店。今秋の開業に向けて、工事が順調に進んでいる。
規模は、S一部RC造地下2階地上18階建て延べ5万3038㎡、高さは約79m。地下2階にスーパーマーケットのダイイチ、地下1階に食物販フロア、1階に物販・飲食フロア、2階に物販・サービスフロア、3-4階に飲食・エンターテインメントフロア、5-6階に(仮称)TOHOシネマズすすきの、7-18階に東急ホテルズ&リゾーツが運営する「札幌ストリームホテル」が入居する。
ホテルには1室20-91.5㎡の客室436室が入る。(仮称)TOHOシネマズすすきのは、TOHOシネマズ(東京)による北海道初の直営劇場となる。TOHOシネマズのハイエンドシアターである「プレミアムシアター」と、空気を震わす体験型サウンド・シアターの「轟音シアター」など、最新の特徴的なシアターを導入する予定だ。客席数は200席。全体的にラグジュアリー感を演出する。
すすきの交差点を一望できる2階の屋外広場では、イベントなどを開き、音楽などさまざまな文化の発信の場とする。
東急不動産都市事業ユニット開発企画本部開発第二部事業企画グループの加藤裕人課長補佐は「すすきのは夜の街というイメージが非常に強いが、昼から夜まで遊んでもらえるような施設にしていきたい。大通地区、札幌駅地区と一緒にすすきの地区を盛り上げていく」と話した。
建設地は札幌市中央区南4西4-1-1。