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5月21日 火曜日

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【大阪府・中之島GATEターミナル整備・運営】biidを特定

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 大阪府は、「安治川左岸中之島GATEターミナル整備・管理運営事業者」を公募した結果、biidを優先交渉権者に特定した。公募には同社だけが参加した。

 万博会場を起点とした水上ネットワーク構築の一環として、「中之島GATEエリア(サウスピア)」に舟運事業のターミナル施設を整備する。事業内容は、乗り換えターミナル機能や飲食店などにぎわい施設の整備、管理・運営。事業地は大阪市西区川口の河川区域の陸地部分約7900㎡と、流水面のうち別途府が整備する船着場と事業者が整備する係留施設の範囲。

 7月中に基本協定を結び、大阪港湾局などの関係機関と協議しつつ設計を進める。大阪府河川水辺の賑わいづくり審議会への諮問を経て、早ければ2023年度中に着工する。25年4月13日の万博開幕までの完成を目指す。

 府が整備する船着場に関しては、エイト日本技術開発が実施設計を進めており、11月末までに完了する予定だ。整備事業者の決定後、23年度から24年度にかけて工事を行う想定。

 今回の事業用地に隣接する国有地でも民間収益施設の整備を検討しており、整備する場合は近畿財務局が別途事業者を募集する。二段階一般競争入札により選定し、定期借地権契約を結ぶ方針だ。敷地面積は約5300㎡。府は、府有地施設と連動した地域住民が気軽に利用できる施設の整備を要請している。発注スケジュールは未定。

 

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