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【3Dプリンターで常設サウナ 11月のオープン目指す】Polyuse和建設が整備

 Polyuse(ポリウス、東京都港区、代表取締役・岩本卓也氏、大岡航氏)と和建設(高知市、中澤陽一代表取締役)は、日本初という3Dプリンターによる一般利用が可能な常設サウナ施設「サウナメランジュ」の整備を進めている。11月のオープンを目指している。

建設用3Dプリンターで印刷したサウナメランジュの外観イメージ


 フィンランド式サウナ施設となる。洞窟をイメージした内部空間では天井部の小さな穴から差し込む自然光と間接照明により、ほんのり浮かび上がる3Dプリンター独特の波のような積層模様を見ることができる。サウナの隣には水風呂棟を併設。外気浴は屋上部分に設けたウッドデッキで波の音をBGMに海を眺めながらぜいたくなひと時を過ごせるという。

 2022年に創業65周年を迎えた和建設が中期経営計画で掲げる「わっと驚く世界へ」の一つの取り組みとして同年1月にプロジェクトをスタートした。建物の仕様検討、施工方法の最適化検証を重ね、高知県に建設用3Dプリンターを設置した後、22年8-9月に印刷製造した。運営協議などを重ねた上で11月の正式オープンを予定する。

 設計施工は和建設、運営は和建設と石川共栄不動産の合同出資による宿泊事業運営会社の芸西プロジェクトが担う。工期は9月まで。



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