【大阪の共住に環境配慮コンクリ】CO2排出量378t削減/長谷工、総合地所 | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

公式ブログ

【大阪の共住に環境配慮コンクリ】CO2排出量378t削減/長谷工、総合地所

「ルネ江坂 江の木町」完成予想パース


 長谷工コーポレーションは、環境配慮型コンクリート「H-BAコンクリート」(特許取得済)を開発・展開し、総合地所が手掛ける分譲マンション「ルネ江坂 江の木町」で建物の基礎・地上躯体・付属施設に初めて全面採用する。施工で使用するコンクリート約7560m3を同コンクリートとすることで、約378tのCO2排出量の削減効果を見込んでいる。

 H-BAコンクリートは、普通ポルトランドセメントと高炉セメントB種を併用して製造することで、従来の普通コンクリートに置き換えが可能な高い汎用性があるとともに、コンクリート材料に由来するCO2排出量を普通コンクリートに比べ約20%削減する。これまで14件の実績があり、基礎・地上躯体・付属施設への全面採用は初となる。

 マンションの概要はRC造11階建て、149戸。2024年12月の竣工を予定している。所在地は大阪府吹田市江の木町12番24。なお、住宅性能表示を用いる分譲マンションへのH-BAコンクリートの採用は関西地区で初となる。

 長谷工グループは、21年に気候変動対応方針「HASEKO ZERO-Emission」を制定し、CO2排出量削減のためにH-BAコンクリートの普及を進めている。今後も自社グループ事業の案件で採用するほか、他社事業案件での普及も図り、サプライチェーン全体でのCO2排出量削減を推進する。

 

【公式ブログ】ほかの記事はこちらから

建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら