【京都市の湯川秀樹博士旧宅改築】長谷工、安藤忠雄研らが着手 | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

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【京都市の湯川秀樹博士旧宅改築】長谷工、安藤忠雄研らが着手

完成予想。座敷から主庭


 長谷工コーポレーションは、日本初のノーベル賞受賞者・湯川秀樹博士が晩年を過ごした京都市にある旧宅の改築工事に着手した。設計は安藤忠雄建築研究所、施工は長谷工グループの細田工務店と、安井杢工務店が担当する。工期は2024年3月まで。

 旧宅は長谷工コーポレーションが取得した後、湯川博士の功績を後世に伝えるとともに科学の発展や人材育成拠点として活用したい意向を持つ京都大学に寄付している。今回の改築設計と工事も寄付の一部となる。

 改築では座敷や書斎兼応接室、主庭など博士とのゆかりを感じさせる部分を残しつつ補修・補強するほか、木造軸組工法による増築も実施し、新たな現代木造建築として再構築する。

 改築後の規模は木造2階建て延べ358㎡。工事場所は京都市左京区下鴨泉川町6-5。

 湯川博士は1981年に亡くなるまでの約24年間、家族とともにこの旧宅で過ごした。

 

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