【里山保全】2年連続でゲンジボタルの飛来を確認! 鹿島の「エコアくまもと」ビオトープ | 建設通信新聞Digital

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【里山保全】2年連続でゲンジボタルの飛来を確認! 鹿島の「エコアくまもと」ビオトープ

整備したホタルビオトープ

 鹿島は7月31日、熊本県南関町の熊本県公共関与産業廃棄物管理型最終処分場(エコアくまもと)に構築したホタルビオトープで、2年連続でゲンジボタルの飛来を確認したと発表した。外来種の放流などにより生物多様性の危機にさらされている淡水魚類の保護・増殖拠点としても、ビオトープを活用できるよう、学識者と連携した取り組みもスタートする方針だ。
 自社開発のiPadを利用した動植物・環境モニタリングシステム「いきものNote」を活用し、ビオトープのモニタリングを実施しており、ゲンジボタルに加え、希少種のコガタノゲンゴロウやウチワヤンマも飛来し、周辺地域の生態系基盤として生物多様性に貢献している状況を確認した。
 モニタリングは2015年10月の竣工後から実施中。里山環境の保全が重要視されていることに着目し、場内にホタルビオトープを構築した。ホタルの餌となるカワニナの生育条件に沿った設計も進め、竣工と同時にカワニナ、翌16年3月にはゲンジボタルの幼虫もビオトープに放流した。
 また、エコアくまもとは16年度の土木学会賞環境賞も受賞した。

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