【土木の日】シミズ・オープン・アカデミー見学会開催 小学生にインフラの重要性を伝える | 建設通信新聞Digital

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【土木の日】シミズ・オープン・アカデミー見学会開催 小学生にインフラの重要性を伝える

 清水建設は、土木学会関東支部と共同で11月28、29の両日、東京都江東区の技術研究所でシミズ・オープン・アカデミー(SOA)「土木の日見学会」を開いた。暮らしに欠かせない土木インフラの重要性を小学生に伝えることを目的に開催した。江東区立豊洲小学校の5年生約170人が参加した。
 はじめに「土木ってなぁに?」と題した講義で、道路やトンネル、橋、鉄道など身近な暮らしを支えるさまざまな土木インフラについて学んだ。その後、土木インフラづくりに関係する風洞実験棟、遠心実験棟、ビオトープ、音響実験棟、岩石実験棟を見学した。
 それぞれの実験・研究施設の見学を通じ、風洞実験が必要な理由、液状化現象のメカニズム、生物多様性の大切さ、音環境が果たす役割、岩形成のメカニズムなどを学んだ。岩石実験棟で実施した岩の強度計測試験では、岩が砕ける音の大きさに驚きの声を上げる場面もあったが、終始興味深く研究員の説明に耳を傾けていた。
 技術研究所は、土木学会と共同で近隣の小学校を対象とした土木の日見学会を1990年から継続して開いており、ことしで20回目を数える。一方、SOAは2008年に開講し青少年に建設業の魅力を伝えることを目的に、建設についての講義と関連する実験施設の見学を継続的に実施してきた。土木の日見学会も、目的が一致することから同年からSOAの一環として開いている。

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