【京都・向日町競輪場】29年度オープン目指す/再整備、事業費70-80億程度 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【京都・向日町競輪場】29年度オープン目指す/再整備、事業費70-80億程度

現在の向日町競輪場

 京都府は、向日町競輪場(向日市)の今後の在り方について基本構想案をまとめた。2029年度のオープンを目標にリニューアルを実施する。25年度から設計着手し、27年度の建築本体着工を想定している。事業費は70億円から80億円程度を見込む。

 同競輪場(向日市寺戸町)の敷地全体を「エントランス」「観戦投票」「管理運営」「交流賑(にぎ)わい」の四つのゾーンに区分。ゾーンにまたがって点在する老朽施設を除却、全面的に再整備する。バンクやスタンドといった競輪事業に必要な施設や機能については「観戦投票」「管理運営」の2つに配置する。

 観戦投票ゾーンについては投票所を6カ所から2カ所に、観覧席を4カ所から1カ所にするなど集約を図る。バンクや照明施設、選手宿舎は環境改善を前提に、集計センターや事務所、審判施設といった機能は効率化を前提にそれぞれ整備する。観戦投票ゾーン全体で受け入れる1日当たり最大延べ来場者数を5000人に設定、観客席数はスタンドが500席、場外発売時車券投票所は100席程度とする。

 再整備により観戦投票と管理運営の2ゾーンを敷地全体の4割程度に集約、余剰スペースを交流賑わいゾーンとして活用する。同ゾーンはレジャーや憩いの場、スポーツ活動、防災拠点など多目的に利用する。

 

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