【神戸市の三ノ宮新駅ビル起工】実施設計・施工=竹中・大鉄JV/JR西、URら | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

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【神戸市の三ノ宮新駅ビル起工】実施設計・施工=竹中・大鉄JV/JR西、URら

 JR西日本とJR西日本不動産開発、都市再生機構(UR)の3社が計画している「(仮称)JR三ノ宮新駅ビル」の起工式が3月6日、神戸市の現地で執り行われた。実施設計と施工は竹中工務店・大鉄工業JVが担当する。4月に工事着手し、2029年度の開業を目指す。

関係者による鍬入れ


 起工式ではJR西日本の長谷川一明社長、URの中島正弘理事長、竹中工務店の佐々木正人社長、久元喜造神戸市長らが鍬(くわ)入れし、工事の無事を祈念した。

 鍬入れに先立ち、長谷川社長は「市やURと連携し、まちづくりに全力を尽くす」とあいさつした。中島理事長も「共に汗をかいて、立派なまちづくりに貢献したい」と述べ、施工者を代表して佐々木社長が「無事故・無災害、品質第一で全社を挙げて臨む」と誓った。

 同ビルの規模は地下2階地上30階建て塔屋2層延べ9万1500㎡。用途は商業施設とホテル、オフィス。低層部は、神戸市が目指している人と公共交通優先の空間づくり「三宮クロススクエア」と連結し、「えき」と「まち」が一体となったにぎわい空間実現を目指す。基本設計は安井建築設計事務所が担当した。建設地は中央区雲井通8。
 
 

完成イメージ


 JR西日本と神戸市、URの3者は三宮周辺地区のプレゼンス向上を目指し21年に連携協定を締結。JR西日本グループがビルを建設、URは共同事業者として土地の一部を取得して新駅ビルと歩行者デッキ、「三宮クロススクエア」の工事間調整、エリアマネジメント組織支援などを担当する。

 

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