【東京ミッドタウン八重洲が竣工】 9月17日先行オープン | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【東京ミッドタウン八重洲が竣工】 9月17日先行オープン

◆グランドオープンは23年3月/三井不動産が参画

「ブルガリ ホテル 東京」も入居する

三井不動産が参画する八重洲二丁目北地区市街地再開発組合が第一種市街地再開発事業で建設していた「東京ミッドタウン八重洲」が竣工し、17日に先行オープンする。グランドオープンは2023年3月10日。同4月には40階から45階に入居する「ブルガリ ホテル 東京」が開業する。

東京ミッドタウン八重洲の規模は、地下4階地上45階建て延べ28万3900㎡の八重洲セントラルタワーと、地下2階地上7階建て延べ5850㎡の八重洲セントラルスクエアの総延べ28万9750㎡。マスターアーキテクトは、Pichard Chilton、基本設計・実施設計・監理は日本設計、実施設計・施工は竹中工務店が担当した。建設地は東京都中央区八重洲2ほか。
 
17日には、都市再生機構(UR)が整備していた「バスターミナル東京八重洲」の第1期エリア(セントラルタワー地下1、2階)と、セントラルタワー地下1階の商業施設13店舗が開業する。10月には東京大学の都心サテライト拠点「八重洲アカデミックコモンズ」を開設する。グランドオープン後、23年4月1日にセントラルスクエア2、3階の子育て支援施設「昭和こども園(仮称)」が開園する。

セントラルタワー4、5階には、ビジネス交流施設「イノベーションフィールド八重洲」を設け、テナント向け会員制フィットネス・ラウンジ・会議室、法人向けシェアオフィスも設置する。


 

【バスターミナル東京八重洲(第1期)も同日開業】UR、京王電鉄バスが国内最大級計画

特設会場でのテープカット


都市再生機構(UR)と京王電鉄バスは15日、東京ミッドタウン八重洲の施設内で、バスターミナル東京八重洲(第1期エリア)の17日の開業を控え式典を開いた。地下2階のバス発着場に特設ステージを設け、テープカットしたほか、区立城東小学校の児童らを乗せたバスの出発式を行った。

このバスターミナルは、8月31日に竣工した「東京ミッドタウン八重洲」の地下に整備した。今回の第1期(北地区)では、東北から中国、四国、九州までを運行するバスが1日約600便発着する。第1期に続いて、近隣の第2期(東地区)、第3期(中地区)で進めている再開発ビルの地下にも整備する。完成すれば、全体面積約2万1000㎡、乗降バース20カ所の国内最大級のバスターミナルとなる。

UR東日本都市再生本部の中山靖史本部長は「2014年に中央区と再開発準備組合から事業への参画を要請された。東大の中村文彦先生を座長とする推進委員会が発足し、コンセプトなどを設定してもらった」と語った。その上で、コロナ禍にも関わらず工期どおりに施設を完成させた工事関係者に謝意を表した。

京王電鉄バスの宮坂周治社長は「これまで培った経験を生かし、安心・安全で快適なバスターミナルにしていく」と話した。来賓の吉田不曇中央区副区長は「近隣の開発事業者の協力を得て、無事にきょうを迎えることができた。第2、第3期の工事とともに、“陸の玄関”を構築してほしい」と述べた。

完成した乗降バース(バス停)の様子。第1期から第3期の整備で計20カ所が完成予定


 

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