【虎ノ門アルセアタワーが竣工】38階建て18万平米の業務棟/URら | 建設通信新聞Digital

5月1日 木曜日

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【虎ノ門アルセアタワーが竣工】38階建て18万平米の業務棟/URら

14日竣工の虎ノ門アルセアタワー


 都市再生機構(UR)と日鉄興和不動産、第一生命保険、関電不動産開発、東京ガス不動産、JR九州、大成建設、共同通信会館などで構成する虎ノ門二丁目地区再開発協議会が進めてきた虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業の業務棟「虎ノ門アルセアタワー」が14日に竣工。基本設計・総合監理・デザインディレクションは日本設計・三菱地所設計JV、実施設計・施工は大成建設が担当した。

 同事業は、虎ノ門病院、国立印刷局、共同通信会館を含む街区を一体的・段階的に開発している。

 虎ノ門アルセアタワーの規模は、S一部SRC・RC造地下2階地上38階建て延べ18万0600㎡。建設地は東京都港区虎ノ門2-105。保留床取得は日鉄興和不動産、第一生命保険、JR九州、大成建設、T2特定目的会社(関電不動産開発、東京ガス不動産、日鉄興和不動産が出資)がそれぞれ担当する。

 5-38階はオフィスで、天井高2900mmを確保し、1フロアの床面積は3300㎡以上となる。官庁などと同程度の耐震性能とし、災害時に停電となれば、非常用発電機とコージェネレーションシステムが作動する。中圧ガスが断絶しても、オイルタンクで168時間の非常電力供給ができる。

 19年4月に竣工した虎ノ門病院と連携するため、屋上に防災ヘリポート、地下階に軽症者を1500人受け入れ可能な治療・収容拠点(カンファレンスなどを転用)を設ける。1-3階はシェアオフィス、カンファレンス、コンシェルジュ、バイクステーション、商業施設などを配置する。

 事務所部分で「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル) Oriented」の認証を取得し、CASBEE建築(新築)のSクラスも取得した。


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