大阪府羽曳野市は、本庁舎建て替え基本設計業務を委託する公募型プロポーザルを実施し、隈研吾建築都市設計事務所を特定した。プロポーザルには計4者が提案提出していた。
委託期間は、2026年3月31日まで。
同市役所本庁舎(誉田4-1)の現地建て替えで、基本設計業務と実施設計の監修業務も委託する。新庁舎の想定規模は、延べ約1万1000㎡。その他市役所別館(同4770㎡)の改修設計、既存棟の解体設計、外構設計なども含む。プロポーザル公告時に提示された委託料上限額は、2億6000万円(税込み)。
実施設計と施工はデザインビルド(DB)方式で一括委託する予定で、コンストラクション・マネジメント(CM)事業は三菱地所設計が担当する。基本設計の完了後、11月ごろからDB事業者選定を開始、24年度内に決定する。26年1月から新庁舎建設に着手、28年7月の供用開始を目指す。
現在の同市庁舎は1974年に完成した庁舎棟、市民ホール棟、議場棟で構成。今年で築50年が経過し老朽化が進んでいることから、庁舎を建て替える。