【ベトナム】長大ら事業化調査を受注/サイゴン川の長さ608メートル歩道橋 | 建設通信新聞Digital

5月9日 木曜日

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【ベトナム】長大ら事業化調査を受注/サイゴン川の長さ608メートル歩道橋

歩道橋の完成イメージ

 長大と長大基礎地盤ベトナム(ベトナム・ハノイ市)、丹羽隆志アーキテクツ(同)の3社JVは、ベトナムのホーチミン市内を流れるサイゴン川に架かる歩道橋建設計画の事業化調査を、同計画の民間資金スポンサーであるニューティフード・ニュートリション・フード社から受注した。3月6日には同市のニューティフード社本社でホーチミン市交通局長らが同席して契約調印している。

 同歩道橋は、同国の統一50周年を記念するプロジェクトの一つで、サイゴン川に架かるバソン橋とサイゴン川トンネルの間に建設する。1区にあるバクダンふ頭公園エリアとトゥドゥック市トゥティエム新地区の中央広場南側をつなぎ、都市景観の演出と歩行者動線の機能を提供し、地域のにぎわいを創出することが期待されている。

 鋼3径間アーチ橋の主橋は長さ261.7m、中央支間長186.8m。アプローチ部長さ347mを合わせた全長は608.7mとなる。幅員は主橋部が9-11m、アプローチ部6.5m。「ニッパヤシの葉」をイメージした景観デザインは、国際的なデザインコンペで長大と丹羽隆志チームが優秀賞を受賞し、2023年10月にホーチミン人民委員会の承認も受けている。

 受託業務では、ニューティフ―ド社と連携し、プロジェクト提案書作成、各段階の調査業務作成、建設や設計課題の検討と基本設計を含む実現可能性調査報告書の作成を実施する。

 南部開放から50年となる25年4月30日の起工式を予定している。

 

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